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特別支援教育巡回指導について

 金子 晴恵さんの先生が明日からできること「だから、対応策ばかりじゃなくて予防策のことも考えないと・・・!~東京都の説明会に行ってきました。」(http://harue.no-blog.jp/forteachers/2010/08/post_b961.html)へのトラックバック記事としても書いています。

 進捗具合に各自治体ごとの差はあるようですが、多くの自治体に特別支援教育巡回指導員や特別支援教育巡回相談員が配置されています。私が勤務していたX自治体では、各お子さんや保護者からの直接の要請ではなく、学校からの支援要請によって支援・指導が開始されるという形にはなっていましたが通常学級にいる発達障害やボーダーあるいは軽度の知的障害のお子さんへの様々な支援がなされていました。

 金子さんのブログによると「東京都特別支援教育推進計画第三次実施計画(案)の骨子」説明会にて、
「2.知的な遅れのない発達障害児への支援体制の整備として、『特別支援教室』構想=『子どもが動く』から『教員が動く』へ / 都立高校等における特別支援教育体制の充実」ということが内容に含まれていたそうです。

 私が勤務をしていたX自治体では、全ての学校に「特別支援教室」が部屋としては整備され、支援要請があった学校に対して、自治体の教育センター職員である特別支援教育巡回指導員(元特別支援教育の教員や心理士)と、一部の通級の先生による巡回を行っていました。
 そのうち、教育センターの特別支援教育巡回指導員は、教育指導課課長-特別支援教育係長の下の組織となっており、普段は教育センター所長・統括指導主事の指示の下で動いていました。
 そして、その業務としては、発達検査・発達相談、授業中の学級内でのお子さんの支援、担任の先生や支援員へのコンサルテーション、特別支援教育コーディネーターや管理職の先生との情報交換の他、授業時間内や放課後に特別支援教室での個別指導(国語・算数・数学・社会生活スキル・室内でできる簡単な運動や遊びの指導など)を行っていました。
 この巡回指導ですが、限られた数人の職員が数十校の学校を担当するため、時には一日に3、4校掛け持ちというような日もあり、指導・支援することができるお子さんの人数に限りがあったり、巡回指導の支援要請がない学校に対して活用の促進をする余裕がなかったりという状況でした。
 なお、一部の学校には恒常的にその学校に張り付く形で支援員が配置されていました。自治体によっては、きちんと要件が定められていたり、研修などを通して専門性の高い支援員の養成をしているところもありますが、そうでないところあります。

 今後東京都が方針を示したことで、単に枠組みとしてのしくみを作るだけでなく、十分な成果が挙げられるように職員の質や頭数が確保されるようになることを願ってやみません。

 また、金子さんが「通常級の先生への研修や、通常級での支援体制のあり方についても考えるべき」と書かれていましたが、私自身、限られた時間の巡回指導で感じていたことは、特別支援教室での取り出しの指導よりも、学級内支援の場面でお子さんの支援をしている様子を実際に担任の先生に見てもらうこと、そして、放課後の担任の先生へのコンサルテーションで、担任の先生の指導方法に助言をしていくことが一番重要な業務だと感じていました。

 特別支援教育の専門職員の養成と、ひとりひとりの教員の特別支援教育に対する意識とスキルの向上が必要であると思います。




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