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知的障害・発達障害における「治療」や「療育」の意味するところ

 先天的な知的障害や発達障害において、「早期発見・早期治療」、「早期発見・早期療育」と言われることがあります。
 では、薬やトレーニングによって、障害を物理的に根本治療することはできるのでしょうか。

 2010年4月に産経新聞で発達障害が治るものであるかのような記事が掲載され、
専門家や本人、家族から疑問を投げかけられました。→<例>
 医療の進歩は日進月歩ですので、先駆的な治療法にはアンテナを張りつつも、それに振り回されてしまうことのないようにしていく必要があります。

 知的障害や発達障害の根本治療。これは現在の医学・教育等では不可能です。
 また、逆に言えば、物理的に脳細胞を破壊したり、放置・虐待など極端な不適切な対応をしたりしたのでなければ、育て方によって、子どもが発達障害になってしまうことはないとされています。

 では「早期治療」や「早期療育」で言われる「治療」や「療育」は何を目的になされるのでしょうか。
治療や療育によって知的障害や発達障害を持つ人の障害そのものは治せなくても、
 情緒の安定や、身辺生活の自立などの日常生活スキルの獲得、集団社会生活(家族・学校・就労・余暇活動などの場面)への適応、不適切な行動の弱化などといった改善をもたらすとともに、後天的な二次障害を減らしていくということを目指します。また、医療機関の場合には家族と本人の辛さを減らすために対症療法的な治療が選択できる場合もあります。
 実際に、養護学校で教員をしていた頃、養護学校での教育によって、発語のないお子さんが言葉を獲得したり、人が好きな自閉症児として成長していった子どもたち数多く見てきました。「治療」や「療育」は子どもの持つ可能性を引き出してあげるためのものだと言えるでしょう。

 なお、「早期」ということについてですが、小学校の高学年のお子さんの親御さんや中学校の先生から、「手遅れではないか?」という相談を受けたこともあります。かかる時間の多い少ないがあったり、差がつくことはありますが、一定の年齢を超えてしまったら、もう治療や療育をする余地がないなどということはありません。
「今更、専門機関に行くのも気が引ける」と思われてしまう場合もあると思いますが、思い立ったときには躊躇せずに、公的な機関・民間の機関を含め、ぜひいくつか目星をつけてあたってみるとよいですよ。



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